フルビット免許はオーバースペック！コスパ最強な”一種フル免許”を取ろう

2019年12月2日2023年8月5日

フルビット免許という言葉を聞いたことがありますか？

f:id:train_train0702:20190106105635j:plain

上の日本花子さんの免許証のように種類の欄が全て埋まっている免許のことを、フルビット免許といいます。フルビット免許なら日本にある全ての車を運転できるようになります。

Contents

1. フルビット免許はオーバースペック？
- 1.1. 取得に莫大なお金と時間がかかる
- 1.2. 実用上必要ない免許が含まれている
2. コスパ最強の一種フル免許
- 2.1. いくらかかった？順番は？
3. まとめ

フルビット免許はオーバースペック？

「日本にあるすべての車を運転できる」という事実が欲しいだけであれば、フルビット免許はオーバースペックです。

取得に莫大なお金と時間がかかる

フルビット免許を取得するには、

原付
小型特殊
普通自動二輪
大型自動二輪
普通一種
準中型
中型一種
大型一種
大型特殊一種
けん引一種
普通二種
中型二種
大型二種
大型特殊二種
けん引二種

の全15種類の免許を取得する必要があり、その費用は莫大なものです。

かかった費用は怖くて正しく計算していないのですが、240万円前後だと思います。
苦節9年超、総額240万…運転免許証「フルビット」達成者に聞く“全部埋め”の道のり

取得する順番も重要で、例えば最初から普通一種免許を取ってしまった場合、その下位免許である原付や小型特殊はあとから取得することはできません。

したがってせっかくお金を出して取った普通一種免許を返納して、新たに取り直す必要が出てきてしまいます。

また中型免許や準中型免許などが新設されると、以前持っていた免許は普通→準中型5t限定のように格上げされて歯抜けになるため、せっかく取ったフルビット免許が失われてしまうリスクがあります。

実用上必要ない免許が含まれている

フルビット免許には実用上必要ない「けん引二種」と「大型特殊二種」が含まれています。

けん引二種は日本に1台しかない「つるつる温泉トレーラーバス」でのみ使える免許、大型特殊二種に至っては現存する車両は日本に存在しません。

また大型二種や普通二種などの「二種免許」は、人を乗せて運賃を取る旅客運送の場合のみ使う免許です。

したがって「バスの運転には大型二種免許が必須」というのは間違いで、運賃を取らないシャトルバスやマイクロバスのレンタカーは一種免許があれば運転が可能です。

以上のことから趣味で取得する場合には、二種免許すらオーバースペックであるということがわかります。
(もちろん趣味で取るからこそのけ引二、大特二という考え方もありますが)

コスパ最強の一種フル免許

「日本にあるすべての車を運転できる」という事実を最低限の労力で実現できるのが「一種フル免許」です。私もこの「一種フル免許」を持っています。

一種フル免許に必要なのは、
・大型一種
・大型特殊一種
・大型自動二輪
・けん引一種
の4つです。

実際の取得の過程では普通免許や中型免許を経由する場合が多いので、上に挙げた4つ+αの種類の免許を持つことになります。

いくらかかった？順番は？

私の場合は普通免許(現:準中型5t限定)のみ持っている状態から、

と順番に取得し、総額は63万円でした。

そのうちけん引と大特は教習所ではなく試験場で受けたので安く上がっています。

けん引と大特の2つは難易度があまり高くなく路上試験もないため、試験場のほうが教習所より安くなるケースが多いです。

けん引、大特を教習所で取る場合15万円前後の費用が掛かりますが、試験場なら安い人で1万円以下、高くても教習所の半額以下で取得することが可能です。

その際の記録は
「けん引免許を安く取りたい！実際に一発試験で取得してみた」
「大型特殊免許を安く取りたい！実際に一発試験で取得してみた」
に記載していますので気になる方はご覧ください。

逆に中型や大型は教習所のほうがベターです。その理由は1日2時間の路上練習を5日以上行うことが必須なため、練習のための車(中型/大型トラック)や同乗する人を確保するのにかなりの費用が掛かってしまうからです。

とは言え教習所でも安くする方法があります。それは合宿形式で免許を取得することです。

教習所に通って取るとどうしても時間がかかってしまいますが、合宿形式なら短期集中かつ通うよりも安く免許を取ることができます。

合宿と名前は付いていますがシングルの部屋が選べるプランもあるので、まとまった時間が取れる方は旅行がてらチャレンジしてみるのもおすすめです。