【プロボックス】クーラント(LLC)の補充方法
ディーラーに出さずユーザー車検で通してるので日頃の点検整備はしっかりやっておく必要があります。ボンネットを開けてみるとクーラントがかなり減っていたので、継ぎ足して補充することにしました。
クーラントとは?
クーラントとはエンジンを冷やすための液体のことで、ラジエータ液や冷却水と呼ぶこともあります。プロボックスのような水冷エンジンの車は、このクーラントが循環することによりエンジンの熱を逃がしています。
水冷エンジンが出始めたばかりのころはただの水を使って冷やしていましたが、劣化が早くサビを誘発してしまったり、0度以下になると凍ってしまうので頻繁なメンテナンスが必要でした。これを防ぐために現在はロングライフクーラント(LLC)というものが広く用いられています。
ロングライフクーラントはエチレングリコールと呼ばれる0度以下でも凍らない不凍液が主成分であり、これにサビを抑制する防錆剤や、泡立って冷却効率が落ちないようにする消泡剤が添加されているものです。ロングライフクーラントのおかげで冷却性能も上がり、交換時期は2~3年に伸びました。
最近ではさらに長寿命になったスーパーロングライフクーラント(スーパーLLC)を採用する車が増えてきました。160系プロボックスもスーパーLLCが採用されており、交換時期は初回で16万kmまたは5年、2回目以降は8万kmまたは3年ごとと、ほぼ交換不要といっていいほどになりました。
クーラントの補充は必要?
クーラントは自然に蒸発して量が減っていくので補充が必要です。
図はプロボックスのクーラントのリザーバタンクを示しており、赤い線がmin、青い線がMAXの線です。この線の間にクーラントの液面が来ていればOKなのですが、図ではmin近くまで下がってきています。
クーラント液が不足するとエンジンを正常に冷却できず、最悪の場合オーバーヒートしてエンジンが故障してしまいます。補充だけなら数百円でできるメンテナンスなので、ぜひやっておきたいところです。補充液は希釈不要なものも売っているので手間いらずです。
ちなみにminからMAXの位置まではだいたい300mlくらい入ります。補充液なら1本まるごと使い切れるので余らせる心配はありません。
クーラントの補充方法
1.5Lガソリン車(NCP160V)の補充方法です。
ボンネットを開けてエンジンの手前側を覗くとLLCリザーバタンクがあります。
クーラント液の補充はリザーバタンクに補充液を注ぎ込むだけです。とても簡単ですね。
ここで注意するのはスーパーLLCでないただのLLCを入れないようにすることです。トヨタ車の場合、ただのLLCは赤、スーパーLLCはピンク色と区別されています。スーパーLLCの車にただのLLCを入れてしまうと、ただのLLCの寿命に合わせることになり、2~3年ごとに交換する羽目になります。
せっかくの長寿命が無駄になってしまうので気をつけましょう。以下のリンクから買うと間違いないです。
まとめ
今回はプロボックスのクーラント補充方法について解説してきました。ウォッシャー液と同じ感覚で補充できるので、ぜひやっておきましょう。ディーラーやガソリンスタンドに頼むと数千円かかってしまいますので、指摘される前に自分でやっておくのがお得です。
このブログでは他にもプロボックスのDIYとして、
「プロボックスの後部座席をもう少し斜めにしたい!リアシートロッカーの交換」
「プロボックスにクルーズコントロールを付けたい!3DA-Cの紹介」
「プロボックスにキーレス連動ドアミラー自動格納を取り付ける」
などやっているので、よろしければあわせてお読みください。
ディスカッション
コメント一覧
始めまして。現在はキャラバン乗りですが、プロボックスに乗り換えを検討しています。
いろいろ検索していたところorimaさんのブログを発見しました。細かい部分まで説明があり、参考にさせていただいています。
乗り換えにあたり、一番の懸念事項は後席の狭さです。キャラバンの後席(プレミアムGX)は5人乗車でも足元が広く長距離移動も苦ではありません。まあ、5人乗車することはあまりありませんが、4人であれば、シートリクライニングもあり、かなり快適です。
試乗車も確認しましたがFグレードではないため、後席のシートの厚さ等も違い今一分かりませんでした。
シートを斜めにする器具も取り付けていらっしゃいますが、ぶっちゃけどうでしょうか?160~170cm位の方4人乗車で長距離(高速道)移動されたことはありますか?もしありましたら感想等をご教授ください。
よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。キャラバンからの乗り換えということを考えると、リクライニングしない点と室内高が低い点が懸念になりそうですね。斜めにする金具への交換はほぼ必須かと思います。一方でキャラバンの後部座席は運転席部分の段差により足をあまり伸ばせない構造かと思いますが、プロボックスの場合はフロントシート下に足を入れるスペースがある点がメリットと言えそうです。
プロボックスFのリアシートは「一昔前のコンパクトカーと同等の広さ」と考えていただければ良いかと思います。決して広いわけではないですが窮屈でしょうがないというほどでもない、という感じです。大人4人で移動したこともありますが狭すぎて勘弁してくれと言われたことはないですね。
本当は実際に座ってみるのが良いのですが、Fグレードの試乗車は用意してないところがほとんどなので、在庫のある中古車屋を尋ねるしか方法がないのが残念なところですね。