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大型一種を教習所で取得した話【一種フル免許への道5】

2019年12月6日

一種フル免許を目指す私が、2016年の春に大型自動車免許を教習所で取得したときの記録です。

大型自動車免許で乗れる車は?

出典: Wikipedia

大型自動車免許で乗れる車は、

  • 大型自動車
  • 中型自動車
  • 準中型自動車
  • 普通自動車
  • 小型特殊自動車
  • 原動機付自転車

の6種類です。

四輪車に関しては大型特殊以外すべて運転できます。ただし750kgを超えるトレーラーを引きたい場合は、けん引免許が別に必要です。

教習時間や費用は?

普通二輪免許を持っていれば、
第一段階5時間 + 第二段階9時間 = 合計14時間
で取得することができます。

費用は教習所によって違いますが、私の場合は9万円ほどかかりました。

教習の記録

第一段階

1回目

教習車は三菱ふそう・スーパーグレート。12mのフルサイズの大型平ボディ(3軸高床)だった。

中型教習車の7.5mは「確かにでかいな」くらいの感想だったが、12mある大型教習車は「でけぇ…」と感心するほどの大きさである。ちなみに12mというのは普通車3台分の大きさに相当する。

また大型車は高さもすごい。運転席に乗り込むまでに中型車はステップ1段登ればよかったが、大型車は2段登る必要がある。まるでロフトベッドへ行き来するかのようだ。

いざギアを入れてクラッチを繋ぐと、トルクフルなディーゼルエンジンのおかげで容易く前に進んでいく。圧倒されるような大きさの巨体を操っているのだとと思うとワクワクする。

まずは外周を周る。12mあるので緩いカーブを曲がる時ですら後輪の位置が気になる。教官からは右周りの時はもっと突っ込んで曲がるようにと指摘された。

大型は横幅も2.5mとかなり大きいので、左側が接触しないか心配になって右へ逃げてしまいがちである。路端停車や発着場所でも同じく右に逃げすぎとのことなので、左側の車両感覚をつかむ必要がある。

また大型で交差点を左折するときは、中型のときとは比べ物にならないほど前に出て、左後輪が交差点をクリアできることを確認してから曲がる形になる。運転席から見ると、交差点を直進で通り過ぎるのではないかと思うくらい前に出るので、これも慣れていく必要がある。

2回目

隘路が追加された。これも1回目で書いた交差点左折と同じく、隘路の枠を通り過ぎるくらい前に出てから、ハンドルをフルロックして曲がる。また枠の左右はミラーを見て合わせるのではなく、まっすぐ遠くを見て感覚で合わせていくようアドバイスを受けた。

またハンドルさばきを教習所スタイルにするよう指摘があった。どうやら右折の時に左手て手繰る(送りハンドルする)癖があるらしい。

3回目

クランクS字が追加された。S字コース内全域に壁のようにポールが立っており、接触すると一発アウトなイライラ棒のような課題である。ミラーとポールの間を約10cmくらいにキープして慎重に通過する。

また大型車の場合、坂道発進はアクセル煽らずともアイドリングで十分登れてしまうことがわかった。煽りすぎるとエンジンのパワーがあり余っているので後輪が空回りしてしまう。

4~5回目

第一段階の修了検定に向けたコースの走り込みを行った。検定は無事合格したので、次からは12mの大型で一般道を走ることになる。

第二段階

車体の長さより横幅がシビア

いざ路上に出てみると車体の長さよりは横幅がシビアな事に気づいた。

一般道の車線幅はだいたい3m~3.5mほどでラインが引いてある。大型車の横幅は2.5mあるので、左右の間隔は25cm~50cmくらいしか余裕がない。ほぼ車線いっぱいを占拠して走っている形になるので、最初はかなり気を使う。

特に右折レーンのある交差点では、その分他の車線の幅が削られて狭くなっているので注意が必要だ。場合によっては車幅よりも車線のほうが狭いケースもある。なので交差点では右側の線を踏んで走るようアドバイスを受けた。

また左側はバス停や工事の標識、街路樹などが飛び出している可能性があるので、キープレフトが基本ではあるものの、大型車の場合は車線の右側に寄せて走るほうが良いとのことだった。

左折時は最徐行&一気にハンドルフルロック

後続車が居たとしても焦らず最徐行。切るタイミングになったらハンドルをフルロックして一気に向きを変える。じわじわハンドルを切っていると反対車線に流れていってしまうので注意。またこのとき振り出し確認を忘れずに。

方向変換は止まらず超低速で動き続けながら軌道修正する

車体が長く後ろが2軸あるので、普通車の延長で方向変換のバックしてもなかなか感覚を掴みづらい。教官からは「止まらずにじわじわ動き続けたほうが軌道が読みやすい」とアドバイスをもらった。

またバックするときの目線はタイヤと車庫の角を注視してしまいがちだが、これだと縁石にタイヤが寄りすぎてしまい、車体を起こすときに反対側が危なくなる。もうすこし広い目で見て車体全体が車庫に入るかどうかを確認しながらバックしたほうがうまくいきやすい。

あとはハンドルを戻すタイミングだが、これも左折時と同様に、真っ直ぐになったら一気に戻すほうがいい。

まとめ

ついに免許証に「大型」の二文字を刻むことができました。大型二輪も以前取得したのでこれでダブル大型となり、四輪と二輪の最高峰の免許を取れたことになります。

一種フル免許の達成まで、残るは「けん引」と「大型特殊」を残すのみとなりました。この2種類は路上教習や試験がなく、試験場での一発試験で直接取得したほうが安上がりになるケースが多いです。

詳しくは
けん引免許を安く取りたい!実際に一発試験で取得してみた
大型特殊免許を安く取りたい!実際に一発試験で取得してみた
に記載していますのでお読みください。

それではまた!