自家用にプロボックスを買うならどのグレード・オプションを選ぶべきか
今回は自家用でプロボックス(サクシード)を買う際の、グレード・オプションの選び方について解説します。
結論から言うと
・グレードはFグレード一択
(ただし後部座席を使わないならGLグレードもアリ)
・オプションはカラードバンパーを選ぶのがおすすめ
・フロアマット、カーステレオ、ETC車載器は社外品でも十分
です。
グレードはFグレード一択!他のグレードとの差は?
自家用で乗るなら最上級のFグレード一択です。
プロボックスのグレードは上から順番に
F > GL > GX(ハイブリッド) = G(ガソリン)
となっています。
Fグレードかそれ以外かで装備(特に内装)がかなり違います。
・リアシート
・運転席周り
・フロントシート
・荷室
・パワーウィンドウ
・ホイール
リアシート
左がFグレード、右がGL以下のグレードです。Fグレード最大の利点はマトモなリアシートが付いている点です。
GL以下のグレードは座席というより荷物置きとして使われることが想定されています。またリアシートをワンタッチで倒して荷室がフラットになるような設計のため、座面が平らでペラペラなシートになっておりヘッドレストすら付いていません。
素材もビニール地なので夏場は蒸れてあまり快適とは言えません。間違ってもこれで長距離ドライブに行こうとは考えないほうが良いでしょう。
これに対してFグレードでは乗用車的な素材(ファブリック)で作られており、座面もウレタンがたっぷり詰まった座り心地の良いシートが付いています。ヘッドレストも標準装備なのでもし追突された際にも安心です。
ちなみにGL以下のグレードでも、ヘッドレスト付きの肉厚なリアシートを13,000円(+税)のメーカーオプションで選択することができますが、素材はビニール地となります。Fグレードとの実質的な価格差は2万円程度なので、よほど特殊な事情がない限りは最初からFグレードを選ぶのが良いでしょう。
運転席周り
左がFグレード、右がGL以下のグレードです。
Fグレードは
・ハンドルのトヨタマーク
・エアコンの操作ダイヤル(ガソリン車のみ)
・シフトパネル
などがシルバー塗装されています。
GL以下のグレードだと黒一色な内装であるところを、Fグレードではささやかですが見た目に気を使う工夫がなされています。
フロントシート
左がFグレード、右がGL以下のグレードです。
Fグレードではヘッドレスト分離型のフロントシートが装備されています。素材も目の細かい上級ファブリックが使用されており、これまた見た目に気を使う工夫がなされています。
パワーウィンドウ
Fグレードは後部座席を含む全ての座席にパワーウィンドウが付いています。これに対してGL以下のグレードでは後部座席の窓が手動(くるくるハンドル)になります。
荷室
左がFグレード、右がGL以下のグレードです。
Fグレードは荷室の床が乗用車的なカーペット敷きになっています。これに対してGL以下のグレードはビニール敷きです。
ホイール
左がFグレード、右がGL以下のグレードです。
Fグレードには黒鉄ホイールにフルホイールキャップが付きます。これに対してGL以下のグレードはシルバーの鉄ホイールが剥き出しになります。
ホイールについては納車後自分の好きなホイールを選んで履くことも可能です。詳しくは
「 プロボックスに履ける車検適合の他車純正ホイールはある?アルミホイールを履きたい時の選び方 」
もあわせてご覧ください。
【参考】後部座席を使わないなら2番目のGLグレードもアリ
・後部座席は常に倒した状態で使うので正直どうでもいい
・汚れたものを積むので荷室はビニール地のほうが助かる
という場合には上から2番目のGLグレードもアリです。
F/GLグレードかGX/Gグレードとでは外装に大きな差があります。
左がF/GLグレード、右がGX/Gグレードです。
F/GLグレードでは
・ドアハンドル
・ドアミラー
・バックドアガーニッシュ(ナンバープレートの上部分)
はボディ同色に塗装されます。
またドアのサッシ部分は、F/GLグレードはブラック塗装されますが、GX/Gグレードはボディ同色(この場合だとシルバー)のままになります。また後述するカラードバンパーのオプションを選ぶことも出来ません。
以上の理由からGLより低いグレードを選ぶと、いくら商用車と割り切っているとはいえ自家用では不満が出てくることの方が多いと思います。
オプションで必須なのは「カラードバンパー」
メーカーオプションは「カラードバンパー(15,000円+税)」を選ぶことを強くおすすめします。カラードバンパーを選ぶと、上の画像で言う赤く囲われた部分がボディ同色に塗装されます。
カラードバンパーを選ばないと「ザ・商用車」な見た目になってしまいます。
(もちろんこちらの見た目のほうが好みだという方もいるとは思いますが)
ボディカラーについては
「実は6色もある!プロボックスのボディカラー人気ランキング」
で詳しく紹介していますのでご覧ください。
他にあった方がいいオプションは?
アクセサリーコンセント(100V/100W)
シガーソケットの隣に100VのACコンセント(11,000円+税)を付けることができます。ノートパソコンの充電などコンセントを使う機会が多い方は選択しておくと便利です。
しかしカーインバータが数千円程度で販売しているので、たまにしか使わないのであればそちらで代用するのもアリです。
(私はそうしています)
フロアマット
純正のフロアマットは高いです。布製のもので約1.5万、ビニール製のものでも1.1万円します。
フロアマットは消耗品なので安価な社外品を選びましょう。純正の半額以下で手に入ります。
上で紹介しているものを実際に買って使っていますがサイズはぴったりですし、ズレ防止の穴もちゃんと空いているので純正のものと遜色ありません。
カーナビ(カーステ)
私はカーナビは付けていません。その代わりにBluetoothでスマホと接続できるカーステレオを付けています。理由はスマホナビで十分事足りるからです。
仮にカーナビが付いていたとしても、まずはスマホで住所や電話番号を調べる方が多いと思います。スマホナビなら検索して出てきたところで経路案内をタップすればそれで終わりです。しかしカーナビだと住所や電話番号をナビに入れ直す必要が出てきてしまいます。
またスマホナビなら常に最新の地図情報が無料で使えますが、カーナビはアップデートしない限り古いままですしお金も掛かります。
以上の理由から、わざわざ高いお金を払ってカーナビを付けるのは無駄でしかないので、Bluetooth対応カーステ+スマホナビで運用することをおすすめします。
ちなみにDIYで取り付ける場合はカーナビ本体に加えて、車体のケーブルとカーナビを繋ぐためのオーディオハーネスが必要となるので、あわせて買っておくのが便利です。
プロボックスにはスマホホルダーが付いていますが、標準では画面が見えないようにブロックされているので、スマホホルダーの上にスマホホルダーを付ける必要があります。
詳しくは
「画面が見えないプロボックスのスマホホルダーを改造」
をご覧ください。
ETC車載器
ETC車載器も純正品は高いので社外品がおすすめです。ただしETC車載器はセットアップ(車体情報を書き込む)作業が必要なので、それだけはディーラーや用品店にお願いする必要があります。
取り付け場所はエアコン操作パネルの下にあるカギ付きの貴重品ボックス内が多いようですが、DIYで取り付ける場合は穴あけ加工や配線がかなり面倒です。
私の場合は後ろに配線穴が空いているフタ付きの1DINボックスを使いました。これなら隣接するカーステからすぐ電源が取れますし、アンテナの配線もインパネとAピラーカバーを外すだけでOKなのでかなり楽です。
まとめ
今回は「自家用でプロボックスを買うならどのグレード・オプションを選ぶべきか」ということについて解説をしてきました。
まとめると
・グレードはFグレード一択
(ただし後部座席を使わないならGLグレードもアリ)
・オプションはカラードバンパーを選ぶのがおすすめ
・フロアマット、カーステレオ、ETC車載器は社外品で十分
の3点です。
グレードについてさらに詳しく知りたい方は、
「プロボックス買うならどのグレードがいい?グレード別人気ランキングとその解説」
をご覧ください。
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