マツダのプロボックス!?新型ファミリアバンは本家プロボックスとどこが違うのか
「どう見てもプロボックスなのにマツダのエンブレムが付いてる!?」
とびっくりされる方も多いでしょう。
実は2018年6月からマツダ・ファミリアバンは
トヨタ・プロボックスからOEM供給を受けています。
以前は日産・ADバンからのOEM供給でしたが
2017年8月にマツダとトヨタが業務資本提携を行ったことがきっかけで
供給元が日産からトヨタに変更となっています。
ぱっと見たところエンブレムが違うだけに見えますが
実際には仕様が異なっているところがあるので解説をしていきます。
エンジンが1.5Lのみ
本家プロボックスは1.3L/1.5L/ハイブリッドの3タイプから選ぶことができますが
ファミリアバンは1.5L/ハイブリッド車のみラインナップされています。
先代(ADバンOEM時代)は1.5Lガソリンのみだったので車格を維持するため
1.3Lが省かれのだと予想されます。
ボデイカラーがホワイト・シルバーのみ
本家プロボックスは
・ホワイト
・シルバーマイカメタリック
・ブラックマイカ
・ダークブルーマイカメタリック
・ボルドーマイカメタリック
・ライトグリーンメタリック
の6色がラインナップされていますが
ファミリアバンはホワイト/シルバーマイカメタリックの2色のみです。
商用で使うならホワイトとシルバーだけラインナップしておけば十分なのでしょう。
実際街中を走っているプロボックスも9割以上がこの2色です。
GXグレードにカラードバンパーが標準装備
ファミリアバンの最上位グレードGXにはカラードバンパーが標準装備されます(上図の赤枠部分)。
同じくマツダの商用車の
・ボンゴバン(タウンエースOEM)
・ボンゴブローニィバン(ハイエースOEM)
の最上位グレードはカラードバンパーが標準装備なので統一したのもと思われます。
GXグレードにバックモニター内蔵自動防眩インナーミラーが標準装備
ファミリアバンの最上位グレードGXにはバックモニター内蔵自動防眩インナーミラーが標準装備されます。
プロボックスでは40,000円+税で全車オプション扱いになっていますが、ファミリアバンGXには標準装備です。
カラードバンパーと同様、GXグレードをワンランク上に位置づけるための処置と言えそうです。
ハンドルのオーナメントが全車シルバー塗装
プロボックスは最上級のFグレード以外はハンドルのトヨタマークが無塗装になりますが
ファミリアバンでは全車シルバー塗装されます。
これはパーツを共通化してコストを削減する狙いがあるでしょう。
DX/VEとGXでマークの種類を変えるのは手間がかかるので
それならいっそ全車シルバー塗装にしてしまおうという考えです。
最上級グレードにフルホイールキャップがつかない
プロボックスの最上級Fグレードは黒鉄ホイール+フルホイールキャップ(左図)が付きますが
ファミリアバンの最上級GXグレードでは下位グレードと同じく
全車シルバー鉄ホイール+センターキャップ(右図)になります。
これも同じくコスト削減によるもので
一番数が出るDXグレードの装備に合わせておけば
用意する部品の種類を減らすことが出来ます。
4WDに寒冷地仕様が標準装備
プロボックスの4WDには寒冷地仕様がオプション設定となっていますが
ファミリアバンの4WDには寒冷地仕様が標準装備されます。
4WDを買われる方は寒冷地仕様を選ぶ場合がほとんどでしょうから
最初から付けておけばオプションの有無でラインナップを増やさずに済みます。
まとめ
本記事ではファミリアバンと本家プロボックスの違いを解説してきました。
純粋にプロボックスを買いたいと思っている方が
ファミリアバンをあえて選ぶ理由はないでしょう。
マツダのディーラーと懇意にしていたり
どうしてもマツダでなければ駄目な事情がない限りは
素直にプロボックスを買うのがおすすめです。
興味を持った方は
「自家用にプロボックスを買うならどのグレード・オプションを選ぶべきか」
「自家用でプロボックスを買った3つの理由」
「プロボックスはハイブリッドとガソリンどちらが良いのか?」
もあわせてチェックしてみてください。
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