プロボックスに屋内キャリアを取り付ける
スキー板や釣り竿などプロボックス(サクシード)に長尺物を積もうと思った時に
まず最初に考えつくのがルーフキャリアだと思います。
社用車としての使い方が(一応)本分な車ですので
ルーフキャリアの種類は豊富にあり実績も十分です。
しかしながらルーフキャリアには、
・屋外に荷物を積むので盗難が心配
・屋根の上で積み下ろしが面倒
・空力性能が低下し燃費が悪化
・価格が高い
などのデメリットも存在します。
屋内キャリアのメリット
そこで屋内キャリア(室内キャリア)の出番です。
概要は動画で見たほうが分かりやすいと思いますので
下にリンクを貼っておきます。
このように屋内にキャリアを付けることによって、
・荷物の盗難の防止
・屋内なので積み下ろしが楽
・空力を悪化させないので燃費が変わらない
というメリットが生まれます。
この記事では屋内キャリアの取り付け方法を解説します。
以下の画像ようなステーを2つ車体に取り付けることができれば成功です。
(※2021/4/4 アイボルトを使う方法を追記)
屋内キャリアステーの取り付け方法
用意するもの
・12mmドリル
・塩ビ管(直径20mm/長さ250mm) * 2本
・塩ビ管固定金具(直径20mm用) * 4つ
・ステイ金具 * 4つ
・ボルト(M6, 30mm) * 4本
・ターンナット(M6用) * 4個
・ホルト(M6, 20mm) * 4本
・ナット(M6) * 4つ
・スプリングワッシャ(M6) * 8つ
・丸形ワッシャ(M6) * 8つ
・インテリアバー * 2本
全部揃えても数千円程度なので
ルーフキャリアよりは間違いなく安く上がります。
ステー取り付け用のボルト穴を空ける
いきなりですが車体にドリルで穴を開けます。
穴を空けるのは抵抗があると思いますが(僕にもありましたが)
そのおかげで便利な装備が手に入ると思えば安いものです。
まずステーを取り付ける部分のブラッシュクリップを2箇所外します。
下の画像のように紐のようなものを入れ込んで引っ張ると楽に外すことができます。
外れたら12mmのドリルで穴を開けていきます。
削りカスが落ちてくるので新聞紙などを下に引いておくとよいです。
ターンナットをセットする
今回のキモとなるパーツであるターンナットを穴に入れます。
ターンナットとは下図の説明書きにあるように
中空のところに下穴を作ることができる部品になります。
ホームセンターになかなか売ってないレア部品なので
通販で買ってしまうのが楽だと思います。
穴にセットすると下図のようになります。
ステイ金具を固定する
ターンナットで作った下穴に、
30mmボルト→|スプリングワッシャ|丸形ワッシャ|ステー金具|
という順番でステイ金具を固定します。
塩ビ管を固定する
ステイ金具の下側に、
20mmボルト→|スプリングワッシャ|塩ビ管固定金具|ステイ金具|丸形ワッシャ|ナット
の順番で塩ビ管を固定すれば完成です。
あとはインテリアバーを2本使って実際に荷物を積むだけです。
追記: バーが動かないように改良
塩ビ管は汎用性に優れていますが、クレトムのインテリアバーを使う場合は引っかかる場所がなく、前後にズレてしまう問題がありました。そこでアイボルトを使ってバーの突起を引っ掛ける方法を考案し改良してみました。
そのままでは黒のステイ金具の穴が大きすぎるので、丸形ワッシャを両側から噛ませて固定しています。インテリアバーを取り付けるだけなら塩ビ管関係の材料は全て不要になり、ステイ金具の個数も半分で済みます。
まとめ
今回は屋内キャリアの紹介とその取り付け方法について解説してきました。車体に穴を空けるのに目をつむれば、安価に長尺物を積載することができて非常に便利です。
またこのブログでは他にもプロボックスのDIYとして、
「プロボックスの後部座席をもう少し斜めにしたい!リアシートロッカーの交換」
「プロボックスにクルーズコントロールを付けたい!3DA-Cの紹介」
「画面が見えないプロボックスのスマホホルダーを改造」
などやっているので、よろしければあわせてお読みください。
それではまた!
ディスカッション
コメント一覧
プロボックスの天井収納を調べていたらコチラのサイトに行き当たりました。
質問なんですが、強度や耐荷重は体感どれくらいあるでしょうか?
10kg前後の荷物を乗せても大丈夫かな?と思いまして・・・
コメントありがとうございます。写真に載ってるクレトムのインテリアバーの耐荷重が約5kgとのことなので、2本にうまく荷重を分散できれば10kg程度でも問題なさそうに見えます。ターンナットとアイボルトはかなり強度があるので、渡す棒の強度がボトルネックになると思います。