ADバン(NV150 AD)を自家用にするのはアリ?プロボックスと比べてどちらが良いのか比較検討
今回は「 ADバンは自家用に適しているのか?」について、プロボックスと比較しながら検証していきます。
結論から言うと、
「1人乗り専用車として使うなら ADバンが良いが、2人以上(特に後ろに人を乗せる場合)はプロボックスを買うべき」
です。
ADバンの真価は1名乗車時に発揮される
ADバンのポテンシャルは1名乗車時に最大となり、そのパフォーマンスはプロボックスを凌駕します。
助手席を前に折り畳める
ADバンは助手席を前に倒してフラットにできます。これにより助手席からリアゲートまで2m以上の荷室長を確保することができます。
プロボックスにはこの機構が付いていないので、 ADバンにとってこれは大きなアドバンテージです。
これだけ荷室が長ければ室内にサーフボードをそのまま積むことも可能です。
折りたたんだ助手席裏がテーブルになる
助手席の裏面には「助手席シートバックパソコンテーブル(折畳式)」が装備されています。
プロボックスにも下の図のようなテーブルが装備されていますが、引き出し式になっているため、パソコンなどの重量物を置いたときの安定感はADバンの方が優れています。
2名乗車だと助手席裏テーブルが使えなくなる
ADバンのテーブルは助手席を前に倒すことにより出現するものなので、2名乗車だと使うことができません。
一方のプロボックスは引き出し式になっているので、助手席に人が乗っていてもテーブルが使えます。
上級グレードでも後部座席はベンチシートのまま
ADバンの最上級グレード「エキスパートGX」では、後部座席にヘッドレストが付くので、一見すると乗用車的なシートが選べるように思えます。
しかしよく見てみるとシートそのものはベンチシートから変わっておらず、板のように平たい座面になってしまうので、座り心地はよくありません。
また ADバンは荷室の最低地上高がプロボックスよりも低くなっていることに起因して、後部座席の座面が通常の車に比べてかなり低くなっています。
そのため後部座席に座ると膝が体育座りのようにへの字に曲がってしまい、長時間乗るにはかなりキツい体勢になります。
一方のプロボックスの最上級グレード「F」では、ヘッドレストはもちろん、座面や背もたれがウレタンのたっぷり詰まったシートになるので、乗用車的な使い方をしても快適な作りになっています。
まとめ
今回は自家用に使うという目線から ADバンとプロボックスを比較してきました。
結論としては、
・1人乗り専用車として使うならADバンはおすすめ
・2人乗り以上、特に後部座席を使う機会が少しでもあるならプロボックスを買うべき
です。
私は後部座席に人を乗せることがあるので、プロボックスを自家用(マイカー)として購入しました。詳しくは「プロボックスって自家用にどうなの?車中泊はできる?維持費は?1年半乗ったレビュー」
をお読みください。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません