プロボックスのヒューズボックス場所と電源取り出し方法
ドラレコ等の電装品取り付けのため「ヒューズボックスから電源を取ってください」と言われることがよくあります。本記事ではプロボックス(サクシード)のヒューズボックスの場所と電源の取り出し方法について解説します。
プロボックスのヒューズボックスの場所は?
2016年8月以降の車両は運転席足元に、それ以前の車両は運転席下のポケット部分にあります。
2016年8月以降の車両
写真は2016年8月以降の車両です。運転席足元を覗き込むと、アクセルペダルの近くにヒューズボックスが見えます。
ヒューズボックスのフタを取り外すとヒューズにアクセスできます。
2016年7月以前の車両
2016年7月以前の車両の場合は、運転席ロアポケットのカバーを取り外すとヒューズにアクセスできます。
電源の取り出し方は?
ヒューズ電源を使う
電源の取り出しにはヒューズ電源を使うのが便利です。ヒューズ電源は既存のヒューズと差し替えるだけで電源が取り出せます。
取り付けたい電装品の電源がシガーソケットに差し込むタイプになっている場合は、電源ソケットタイプのヒューズ電源を使います。ドラレコ等に多い形式です。
一方、カーナビやオーディオ、ライト周りなどギボシ端子を使うものは、ギボシタイプのヒューズ電源を使います。
どのヒューズから電源を取るか?
電装品取り付けのためには、キーの位置がACC(アクセサリー)の時だけ通電し、もしヒューズが切れても走行に支障が出ないようなところから電源を取る必要があります。
おすすめは
・P_OUTLET (図の赤枠, 15A)
・WASHER (図の黄枠, 15A)
の2つです。
P_OUTLETはシガーソケットの電源を意味します。最悪ヒューズが切れてもシガーソケットが使えなくなるだけなので、走行するにはまったく支障はありません。一番無難な選択肢です。
WASHERはウィンドウォッシャーを意味します。切れるとウォッシャー液が使えなくなりますが、ウォッシャー液が出るかどうかでヒューズが切れたかどうかを判断できるので個人的にはおすすめです。
常時電源を取り出したい場合は?
ドラレコの駐車監視機能等で常時電源が必要な場合は、
・DOOR
から取るのがおすすめです。
DOORは運転席ドアのスイッチ類(パワーウィンドウやドアロック)を意味します。パワーウィンドウやドアロックスイッチが効くかどうかでヒューズ切れを判断できます。
(読者のMICCHAN様より情報提供いただきました。ありがとうございました。)
ヒューズ外しに便利なヒューズクリップ
ヒューズを素手で引き抜くのは結構大変なので、備え付けのヒューズクリップを使うのが便利です。ヒューズクリップはボンネット右側のヒューズボックス裏に格納されています。
こんな感じでヒューズをしっかり掴めます。
ヒューズ役割一覧
名称 | 役割 | 通電 |
WIPER RR | リアワイパー | ON |
WIPER | フロントワイパー | ON |
WASHER | ウィンドウォッシャー | ON |
GAUGE | 計器・センサ | ACC |
A/C | エアコン | |
ECU-IG NO.2 | ECU&イグニッション | |
ECU-IG NO.1 | ECU&イグニッション | |
DOOR P | 助手席ドアスイッチ | |
DOOR R/R | 右後席ドアスイッチ | |
PANEL | スイッチ照明 | |
TAIL NO.2 | テールランプ | |
FOG FR | フロントフォグランプ | |
AM1 | エンジンスイッチ | |
FOG RR | リアフォグランプ | |
S/HTR | シートヒーター | |
OBD | 車両診断コネクタ | |
D/L NO.1 | ドアロック | |
ACC | アクセサリー電源 | |
P/OUTLET | シガーソケット | |
DOOR | 運転席ドアスイッチ | |
DOOR R/L | 左後席ドアスイッチ | |
P/W | パワーウィンドウ | |
INV | インバーター | |
STOP | ブレーキランプ | |
D/L NO.2 | ドアロック |
まとめ
今回はプロボックスのヒューズボックスの場所と、電源の取り出し方について解説しました。
ちなみにプロボックスのヒューズはすべて背低タイプです。交換するヒューズは背低のものを選ぶよう注意してください。
当ブログでは他にもプロボックスの整備・DIYカテゴリで記事を書いています。よろしければ合わせてご覧ください。